なぜ訪問診療はもっと普及しないのか?|制度としては整っているのに広がらない理由とは
- 恭祐 昼八
- 14 時間前
- 読了時間: 3分
訪問診療は、通院が難しい方が自宅や施設で医療を受けられる、とても重要な仕組みです。少子高齢化が進む日本では、今後ますます必要とされる医療モデルでもあります。
それなのに――
「訪問診療って聞いたことはあるけど、よくわからない」
「使いたいけど、どこに相談すればいいのか分からない」
…という声は今も多く、制度があるのに活用されていない現実があります。
では、なぜ訪問診療は“当たり前”の選択肢になっていないのでしょうか?その理由を、現場目線で整理してみました。
✅ 1. そもそも存在を知られていない
「訪問看護は知ってるけど、訪問診療はよく分からない」「医師が家に来てくれるなんて知らなかった」
👉 これは非常によく聞く言葉です。制度としては1990年代からあり、診療報酬にも組み込まれていますが、テレビやCMで目にする機会が少なく、まだ一般的に認知されていません。
✅ 2. 「病院に行くのが当たり前」という思い込み
医療は「病院で受けるもの」
体調が悪くなったら「外来に行くか救急へ」
多くの方にとって、これが長年の常識でした。そのため、在宅で医療を受けられるという選択肢が頭に浮かばないという方がほとんどです。
📌 介護サービスは地域で定着していても、医療の“在宅版”はまだまだこれからです。
✅ 3. 主治医や病院が紹介してくれないケースもある
「うちでは紹介状は書けません」
「在宅医療のことはよく知らなくて…」
実際に、医療機関側に情報が届いていない/連携先がないという理由で、患者さんが在宅に移行できない例もあります。
👉 逢縁クリニックでは、紹介状がなくても受け入れ可能ですし、病院への病状照会もこちらから行えます。
✅ 4. 費用が高そうなイメージがある
「訪問診療って自費じゃないの?」「高そう…」という誤解も根強くあります。
📌 実際には医療保険が適用され、1割負担の方で月7,000〜9,000円程度が目安(定期訪問2回の場合)。通院のための介護タクシー代や付き添いの手間を考えれば、むしろ負担が軽くなるケースも多いです。
✅ 5. 「最期=病院」と考える人がまだ多い
「いざという時、家では対応できないのでは?」
「看取りは病院で…」
そんな不安から、本当は在宅を望んでいても選べないまま入院になってしまうケースもあります。しかし、逢縁クリニックでは年間100件以上の在宅看取りに対応しています。緊急時の往診体制、疼痛管理、家族サポートなど、在宅でも“最期まで診る体制”が整っています。
🏥 逢縁クリニックができること
訪問診療の制度や費用の説明をわかりやすくご案内
紹介状がない方にも、診療情報の取得を代行
初めての方でも、安心して在宅医療をスタートできるようサポート
ケアマネジャー・訪問看護ステーションとの連携も丁寧に行います
📣 まとめ:広がらないのは「制度が悪い」のではなく「伝わっていないから」
訪問診療は、制度としてはすでに整っており、在宅での暮らしを支える力があります。それでも普及していないのは、
🔸 知られていない
🔸 正しく理解されていない
🔸 利用のハードルが高そうに見える
――そんな「見えない壁」があるからです。
逢縁クリニックは、この壁を取り払い、「医療は家でも受けられる」という文化を広げていきたいと思っています。
📞 ご相談・お問い合わせはこちら
逢縁クリニックTEL:070-9003-3302
訪問診療は、“特別な医療”ではありません。必要なときに、必要な人のそばにいる――それが、これからの医療のスタンダードです。まずは一度、お気軽にご相談ください。
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